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2024年05月18日
遺品整理の仕事の給料はどれくらい?
遺品整理は高齢化が進む中で需要も高まっており、独立開業したいと考える方や転職したいと考える方、アルバイトで働きたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
遺品整理の仕事の給料はどのくらいなのか見ていきましょう。
遺品整理の仕事と料金
遺品整理の仕事は、大切なご家族を亡くしたご遺族に配慮し、心を配りながら行うべき仕事です。
遺品は故人様の生きた証であり、長く愛用されてきた品ですから丁寧に扱う必要もあります。
ご自宅やご実家などに入り、たくさんの遺品を扱うため、プライバシーに関わる多くの情報にも触れることになります。
そのため、個人情報の保護も欠かせず、知り得た秘密を漏らさず、プライバシー保護を図ることも欠かせません。
きめ細やかな配慮が求められるのに加えて、作業そのものは労力もかかり、大変な仕事です。
仕分けなどの細かな作業で多くの時間を費やすとともに不用品を運び出してトラックに積み込むといった肉体労働も多く、体力も必要になります。
遺品整理の見積もりを提出すると、予想以上に高いと感じられるお客様も多いですが、実際に仕事ぶりを見ると決して高くなかったと満足される方がほとんどです。
従業員として働く場合の給料
遺品整理業者の従業員として雇用された場合の給料ですが、遺品整理業者の規模や依頼件数、利益の出方にもよりますが、月給として20万円~40万円くらいが相場です。
地域や実績、営業力によって毎月こなす案件数も異なりますが件数が多くなるほど規模が大きく、料金が高くなる案件が増えるほど会社の利益も上がり、給料も高くなる傾向があります。
アルバイトとして働く場合の給料
遺品整理は、毎日のように依頼が入るとは限らない仕事です。
そのため、定期的に働くアルバイトではなく、単発バイトや日雇いとして募集されるケースが多いです。
給料は日給で支払われるケースが多く、地域の相場にもよりますが、1万円ほどになります。
経営者の場合の給料
経営者はどのくらいの給料が入るのかは、遺品整理の依頼案件数や規模にもよります。
コストがかかれば、その分利益が減ります。
遺品整理の料金は、ワンルームマンションなど小さな住宅や遺品が少ないと15万円ほど、一戸建てでは40万円~60万円ほどが相場です。
回収した一般廃棄物の処理費用やガソリン代などのコストが半分くらいを占めるので、利益も半分程度です。
たとえば、平均的に40万円ほどの料金の案件が月に10件入ったとすると、売上は400万円、利益は200万円ほどになります。
これをどう配分するかですが、ほかの費用の支払いや事務所などの維持費、宣伝広告費などに100万円を留保し、残りの100万円で従業員2人に25万円ずつ払うと、経営者の給料として50万円ほど確保できます。
年収としては600万円ほどです。
もちろん、実績を上げ、月に依頼される案件数が増えていけば、利益も上がり、給料も上がります。
それに従って、従業員の給料もアップさせることやより多くの人材を雇うことも可能になります。
地域によっては遺品整理の案件だけでは限界があるため、不用品回収業や便利屋サービスなどを行って、売上を増やしていくことも可能です。
まとめ
遺品整理の仕事の給料は従業員、アルバイト、経営者によって異なりますが、経営者や従業員の場合、会社の利益によって影響を受けます。
案件数が増え、売上、利益が増えていけば、より多くの給料を得ることが可能です。
以上、遺品整理の仕事の給料はどれくらいかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
代表取締役、終活ライフケアプランナー
中山 信吾
ご遺族の気持ちを大切にして、遺品整理士としての専門知識を活かしながら働いております。 終活のお手伝いもぜひお任せください。