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2024年06月10日
遺品整理士の資格を取得する難易度は高いのか
遺品整理業を営むには、特別な許可や国家資格は必要ありません。
もっとも、遺品整理士という民間資格を取得することで、一般消費者からの信頼が得やすくなります。
遺品整理の専門知識やノウハウも学べるので、遺品整理業をしたいなら取得するのがおすすめです。
そこで、遺品整理士の資格を取得するのは難しいのか、難易度について確認していきましょう。
遺品整理士になるには
遺品整理士は、一般社団法人遺品整理士認定協会が認定する民間資格です。
資格の認定を受けるには、一般社団法人遺品整理士認定協会が提供している遺品整理士養成講座を受講することが必要です。
そのうえで、問題を解いてレポートを提出し、合格しなくてはなりません。
遺品整理士養成講座を受講したい場合、一般社団法人遺品整理士認定協会にWebまたは電話で申し込みをし、入会金25,000円を支払うことが求められます。
受講料という概念はなく、一般社団法人遺品整理士認定協会の会員として学んでもらうために、入会特典のような形で教本や資料、問題集、DVDの教材一式が送られてきます。
教材を取得したら自宅学習が可能です。
ただ学習すればいいのではなく、教本や資料、DVDを見ながら学習したうえで、問題集を解いてレポートを提出しなくてはなりません。
レポート提出までの受講期間は原則2ヶ月間です。
忙しくて学習時間が取れないなど、2ヶ月で提出が難しい方は、一般社団法人遺品整理士認定協会に申請することで延長してもらえます。
合格判定は一般社団法人遺品整理士認定協会が行い、合格すると合格通知が発送されるのです。
レポートの提出から合格通知が届くまで2ヶ月ほどかかります。
合格したら、認定手続きの費用を含む、会費10,000円を払って認定手続きを行うことが必要です。
会費は2年間有効なので、資格を維持するには2年ごとの会費の支払いによる更新手続きが必要になります。
一般社団法人遺品整理士認定協会より引用。
資格取得の難易度
遺品整理士の資格は、試験会場で試験を受験するような方式ではなく、定員が決められているわけでもないため、上位何人に食い込まなくてはならないというものではありません。
課題を解いてレポートを提出し、合格ラインに達すれば合格結果が受けられます。
そのため、教材や資料、DVD、問題集を用いてしっかり学べば、通常は合格ができ、難易度は高いとは言えません。
学ぶ内容ですが、教本の構成は以下の通りです。
遺品整理とは何か、遺品整理の専門家が今必要とされる理由、遺品整理を取り巻くさまざまな社会問題についての章で、遺品整理に関する基本知識を理解します。
続いて、遺品整理を行うためのノウハウについて学んでいきます。
実務を行っていくうえで必要なこと、実際の業務について、作業を行ううえでの留意点、法規制との関わりを学ぶことが必要です。
最後に事例研究が掲載されています。
実際の事例を学ぶことで、遺品整理の業務についてイメージが膨らみ、業務に活かしやすくなるのがメリットです。
まとめ
遺品整理士の資格を取得するには、一般社団法人遺品整理士認定協会が提供している遺品整理士養成講座を受講し、レポートを提出して合格することが必要です。
付与された教材や資料、DVD、問題集を用いて、しっかり学べば、通常は合格ラインに達するので難易度は高いとは言えません。
ただし、受講にあたっては、入会金25,000円が必要となり、資格認定を受けるには会費10,000円が必要になります。
以上、遺品整理士の資格を取得する難易度は高いのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
代表取締役、終活ライフケアプランナー
中山 信吾
ご遺族の気持ちを大切にして、遺品整理士としての専門知識を活かしながら働いております。 終活のお手伝いもぜひお任せください。