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2024年06月08日
遺品整理のアルバイトはどんなことをするのか
遺品整理アルバイトと聞いて、どんな仕事を思い浮かべるでしょうか。
テレビ番組などの影響もあり、ゴミ屋敷の片付けなどをイメージされる方も少なくありません。
この記事では、遺品整理アルバイトがどんなお仕事なのかご案内します。
遺品整理のお仕事の基本
遺品整理は、ご遺族様のお気持ちやご希望に寄り添いながら、大量の遺品を一つひとつ仕分けすることやお探しのものを探索するサービスを提供しています。
遺品を分類したうえで、ご遺族様がご不用と判断された品については、運び出してトラックへと積み込みます。
大型の家具や家電製品などを運び出す場合も多いですが、お住まいを傷付けないように丁寧かつスピーディーに運び出すことが大切です。
トラックへの積み込みが終わったら、お部屋の簡易清掃をします。
遺品が片付くとホコリや汚れなどが目立つので、清掃も欠かせません。
ご遺族様から要望があれば、残された家具や家電製品の移動などを承り、お部屋の模様替えのお手伝いをすることもあります。
遺品整理の作業が完了したら、ご遺族様にご挨拶のうえでトラックに乗り込みます。
回収した不用品を処分業者や廃棄物の集積場へと運び込み、積み荷を下ろしたら完了です。
ゴミ屋敷化している場合も稀にある
遺品整理を依頼された場所がゴミ屋敷化しているケースも稀にあります。
この場合は、ゴミの片付けをしながら、ご遺族が探しているものを探し出すことや大切な遺品をゴミと一緒に捨てないように注意する必要があります。
悪臭がする場合や害虫などが発生している場合もあるので、いつも以上にマスクや手袋をしっかりして、感染症などにかからないよう留意しながらの作業が必要です。
遺品整理アルバイトの方にも、しっかりとご指導しますので、初めてでも安心してできます。
ゴミ屋敷化している場合には、遺品整理やゴミを運び出した後で、いつもよりも徹底した清掃が必要です。
脱臭や殺菌などを、機械を用いて行うことも少なくありません。
作業は大変ですが、ゴミ屋敷がきれいになった時は遺品整理アルバイトの方も驚かれます。
達成感も持たれることでしょう。
特殊清掃は別
事件や事故の現場や孤独死した現場の清掃を行うことを特殊清掃と呼んでいます。
遺品整理業者の中に特殊清掃も手掛けている業者もありますが、特殊清掃が必要な案件は請け負わないケースも多いです。
特殊清掃の業務に携わりたくなければ、一般的な遺品整理アルバイトに応募すれば問題ありません。
応募前に確認を取るのがおすすめです。
1日の流れ
遺品整理は規模によって所要時間が異なります。
通常、朝9時頃から現場にお伺いして作業がスタートです。
ワンルームマンションなどであれば、半日から1日程度で終わりますが、一戸建てとなると数日かかる場合もあります。
遺品整理アルバイトの場合、曜日などを選べるので、連続して勤務できなくても大丈夫です。
合間に休憩を取りながらの作業となります。
亡くなられた方が大切にしてきたお品、ご遺族の思い出が詰まったお品を丁寧に扱い、責任感を持って誠実に丁寧な作業することが求められます。
未経験でも、先輩の指導のもと対応できるようになりますので安心してください。
まとめ
遺品整理アルバイトは、キツイ仕事、嫌な仕事とイメージされてしまうことがありますが、基本的にはご遺族様のお気持ちに寄り添いながら、故人様が大切にされてきた遺品を丁寧に仕分けしていくお仕事です。
不用品はトラックに積み込むので力仕事もありますが、ゴミ屋敷の清掃や特殊清掃とは基本的には切り離して考えましょう。
以上、遺品整理のアルバイトはどんなことをするのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
代表取締役、終活ライフケアプランナー
中山 信吾
ご遺族の気持ちを大切にして、遺品整理士としての専門知識を活かしながら働いております。 終活のお手伝いもぜひお任せください。