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2024年05月26日
遺品整理の手順とリサイクル
大切な思い出の詰まった遺品を整理するのは簡単なことではないことでしょう。
しかし、いつまでもそのままにしておくわけにもいきません。
どのように遺品整理を進めていったら良いのか、その手順について詳しく解説します。
形見として残す
遺品整理を始めるにあたり、まず形見として残したいものを選り分けていきましょう。
後からトラブルにならないように遺族間でしっかり話し合い、お互い納得したうえで、一人ひとり亡くなった方の思い出として手元に残したいと思うものを選んでいきます。
アクセサリーのような小さなものから家具のような大きなものまで、さまざまなものが形見としての価値がありますが、故人様のことをより強く思い出すものが形見としてはおすすめです。
また、押入れの中にしまってしまうものよりも、普段から目に入るものや身に着けるもののほうが、故人様のことを思い出しやすいので良いでしょう。
もちろん、形見の品は一つだけでなく、複数選んでもかまいません。
リサイクルする
形見分けが一通り済んだら、残りの遺品整理を進めていきますが、その際に大きく処分するものとリサイクルするものに分けていきます。
電化製品や家具、衣類やコレクションなど、多くのものがリサイクル可能で、価値がないように思えるものでも、思わぬ価値が付くことも少なくありません。
たとえば、電化製品の場合は製造年から5年以内であれば買い取ってもらえる可能性が高く、中には10年を経過したものでも希少性の高いものであれば買い取ってもらえることがあります。
家具も、購入してから5年以内が高価買取の目安となりますが、目立つような大きな傷などがなければ、電化製品のように故障するということもないので、古くても買い取ってもらえる可能性があります。
特にブランド家具やデザイナーズ家具などは、リサイクル業者に見積もってもらうのがおすすめです。
買い取ってもらえるかどうか自信がないという場合は、リサイクル業者に遺品をまとめて見てもらい、買取可能なものと処分するものを選り分けてもらうと良いでしょう。
処分する
遺品をリサイクルしてもらった後は、残りは処分することになります。
費用を抑えたい場合は、行政の粗大ゴミに出しましょう。
市町村によって費用や粗大ゴミの出し方などが違いますので、ホームページなどで確認すると良いでしょう。
自分で処分場まで持ち込むとさらに費用を抑えることができます。
ただ、行政では処分できないものもあります。
特にサイズが大きくなると、引き取ってもらえませんので注意が必要です。
そのような場合は、民間の廃品処分業者などを利用すると処分してくれます。
高額になりそうな場合は、複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。
また、多少費用がかかっても楽に処分したいという場合も、初めから民間業者にお任せするのがおすすめです。
一軒まとめて処分してもらえるだけでなく、家からの持ち運びや処分後の掃除などもしてもらえます。
どうして良いかわからない場合
どのように遺品整理をしたら良いのかわからない場合や時間がなくてできない、あるいは遠方に住んでいて物理的に遺品整理ができないという場合もあるでしょう。
そのような場合には、遺品整理を専門とする業者もありますので、利用することをおすすめします。
形見分けからリサイクルや処分まで、心を込めて丁寧に遺品整理をしてくれるので安心です。
まとめ
遺品整理は急を要することが多々あり、また量も多いので大変です。
そのため、元気なうちに不用なものを少しずつ整理していくと後が楽になり良いでしょう。
実際に遺品を整理することになったら、上記のように順を追って一つずつ進めていくと、気持ち的にも焦らずに進めていくことができるでしょう。
以上、遺品整理の手順とリサイクルについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
代表取締役、終活ライフケアプランナー
中山 信吾
ご遺族の気持ちを大切にして、遺品整理士としての専門知識を活かしながら働いております。 終活のお手伝いもぜひお任せください。