BLOG

TOP ブログ 遺品整理

遺品整理と不用品回収の違い

遺品整理

2024年06月09日

遺品整理と不用品回収の違い

遺品整理と不用品回収の違い

亡くなった方がいる場合、故人の遺品を整理しなくてはなりませんが、この時遺品整理と不用品回収を同じようなものだと捉えている方も少なくありません。

今回は、遺品整理と不用品回収の違いについて詳しく解説していきます。

ぜひご参考にしてください。

目次

遺品整理と不用品回収の定義

まず、遺品整理とは、故人が所有していたものや思い出の品物を遺品として扱うことで整理して、適切に処分や保管する作業を指します。

遺品整理の場合は、遺品を仕分けし、分別したうえで搬出したり、供養したり、清掃するなどの作業が行われています。

一方の不用品回収は、不要になった品物を処分する目的で回収してもらうサービスを指すのです。

不用品回収は、業者を通して行われることが多いです。

不用品回収は、回収する品を遺品ではなく処分品として扱いますので、たとえ故人が所有していたものであっても、不要なゴミや家具などは処分品、不用品として扱われます。

故人にとっての不用品回収は、基本的に遺品整理をした後でこれは不要なものだと判断されたものだけ回収して処分される仕組みです。

遺品整理と不用品回収の違いとは?

つまり、遺品整理と不用品回収の違いは、遺品整理はあくまで故人が残したものを仕分け、整理して片付けるのが目的であり、また故人が残した形見を相続人などで分け合うために行われます。

不用品回収は、あくまで家の中にある不要になったものを回収してもらうといったものであり、遺品整理とはまったく異なります。

遺品整理の後に不要になったものを回収、処分する時に行われるものですので、まったく別物だと言えるでしょう。

遺品整理は、故人が残したものを整理して片付けるととても時間がかかるものですから、自分たちで行うのは大変なので、遺品整理業者が行うこともありますが、もちろん業者に頼まず家族が行うことも多いです。

そして、遺品整理は、故人の意思が書かれた遺言書などをもとにすることや家族の意思を持って整理が進められていきます。

一方、不用品回収は、自分で行うものではなく、不要と判断したものを不用品回収業者を通して回収してもらうものです。

不用品回収の場合は、故人や家族の意思に関係なく不要なものはそのまま回収されていきます。

遺品整理の際はどちらの業者を利用するべき?

遺品整理,イメージ

遺品整理を行う際、遺品整理業者を使うか不用品回収業者を使うか悩まれる方もいらっしゃることでしょう。

遺品整理は、既述の通り仕分けから搬出、運搬、処分に至るまで非常に時間を要します。

遺品の数が多ければ多いほど大変な作業で、1週間以上かかるケースも多いのです。

しかし、こういった時間がない方も多いでしょう。

忙しい方には遺品整理業者の利用は向いていると言えます。

ただし、何から何までサポートしてもらえるため、それなりの費用がかかります。

遺品整理は、一人でもできるものですから、家族で仕分けして処分するという方法も費用面では抑えられるのでおすすめです。

そして、万が一不要なものがたくさん出てきたならば、その段階で不用品回収業者に依頼すると良いでしょう。

たとえば、不要な家具や家電は自分たちで処分するのも一苦労です。

不用品回収業者なら、トラックで引き取ってくれるので処分に苦労することがありません。

また、遺品整理に比べると仕分けや整理する必要がないので、その分コストが安くなるので、費用を抑えたい方は自分たちで遺品整理して、不用品だけ不用品回収業者にお任せするのがベストでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

遺品整理と不用品回収についての違いについて説明しました。

似ているようでも異なるものですし、コストを抑えるなら自分たちで一度遺品整理してから不用品回収業者に回収していただくのもおすすめです。

万が一の際は、ぜひ手間や時間、費用などをじっくり考慮して業者選定されると良いでしょう。

以上、遺品整理と不用品回収の違いについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

AUTHOR 記事の著者

代表取締役、終活ライフケアプランナー

中山 信吾

ご遺族の気持ちを大切にして、遺品整理士としての専門知識を活かしながら働いております。 終活のお手伝いもぜひお任せください。