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2024年06月06日
遺品整理業は独立しやすいのか
遺品整理業は比較的独立しやすい業種と言われています。
その理由を見ていきましょう。
特別な資格がいらない
遺品整理業が独立しやすい理由の一つは、特別な許可や資格がいらないことです。
遺品整理業という国家資格はなく、許可制度もありません。
遺品整理士という民間資格はありますが、遺品整理士の資格がなくても独立開業することはできます。
遺品整理について独学で知識を得るだけで、独立開業することは可能です。
店舗がいらない
遺品整理は、依頼者の自宅などに出張して行う仕事です。
そのため、店舗を持つ必要がありません。
事務所は必要ですが、自宅で開業することもできます。
店舗を持つとなると店舗の立地を検討したり、店舗を探したりしなくてはならないうえ、保証金や賃料の支払いが必要になり、設備や備品なども用意しなくてはなりません。
ですが、店舗がいらなければ、店舗を探す時間や手間、借りる費用や維持費などもかからないので、独立しやすいです。
アウトソーシングもできる
遺品整理をしたうえで、不用な遺品は回収することが求められます。
家庭から出た不用品は一般廃棄物になるので、トラックで回収するには一般廃棄物の収集運搬の許可が必要です。
もっとも、自分で回収せず、一般廃棄物の収集運搬業者に依頼して回収しに来てもらうことも可能です。
そのため、自社でトラックを保有する必要もなく、一般廃棄物の収集運搬の許可を得なくても独立することができます。
従業員をたくさん雇わなくても可能
一戸建て丸ごとの遺品整理となると人手が必要です。
もっとも、事業が軌道に乗るまでは従業員を雇わず、家族や友人に手伝ってもらうことや日雇いのアルバイトを募集するなどして行うことも可能です。
依頼が増えた場合や規模が大きな案件が入るようになっても、日雇いのアルバイトなどを駆使して事業を進めていくこともできます。
常駐の従業員を雇うとなると、毎月給料も支払わなくてはならず、責任も生じますが、従業員を雇わなくても済めば、とりあえず自分やその家族の生活費分が稼げればいいので独立がしやすいです。
開業資金が少なくて済む
店舗を用意する必要がなく、許可申請の手数料も不要で、従業員も必ずしも雇わなくてもいいので、開業資金も少額で済みます。
不用品回収を自ら行う場合には、一般廃棄物の収集運搬の許可を得るための手数料とトラックの購入費用や駐車場代、ガソリン代などが必要になりますが、最小限の費用で済ませることも可能です。
トラックは、中古を購入する、駐車場は自宅の空きスペースを利用などすることで、最小限に抑えられます。
そのため、開業資金もわずかで済むので独立しやすいです。
買取も必須ではない
遺品整理において、遺品の買取は必須ではありません。
高価品などがあれば、ご依頼者にご案内したうえで、ご自身で買取店に持ち込むことや買取業者を呼んでもらえばいいわけです。
買取をするには、古物商の許可と査定ノウハウが必要になりますが、買取は必須ではないので、スムーズに独立できます。
まとめ
遺品整理業は独立しやすいと言われています。
その理由として、特別な資格や許可が不要なこと、店舗が不要なこと、不用品回収もアウトソーシングできること、アルバイトなどを活用すれば従業員も雇わずに済むこと、買取も必須ではないこと、開業資金も最小限に抑えられることなどが挙げられます。
遺品整理に関する知識を独学する程度で開業することができるので、独立しやすいのが特徴です。
以上、遺品整理業は独立しやすいのかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
代表取締役、終活ライフケアプランナー
中山 信吾
ご遺族の気持ちを大切にして、遺品整理士としての専門知識を活かしながら働いております。 終活のお手伝いもぜひお任せください。