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2024年05月28日
遺品整理を自分でやる前に効率化とコツを知っておこう
遺品整理をするべきタイミングはいつか必ずやってきます。
遺品を放置しておくと、デメリットが生じてしまうのです。
気持ちにけじめをつけられるようになったら、遺品整理を始めてみましょう。
ここでは、遺品整理を自分でやるうえで知っておきたいポイント、注意点について説明していきます。
自分でやるのは簡単ではない
部屋を大掃除するのは大変ですが、それが遺品整理となるとさらに大変です。
故人様の思い出の品を整理するには、気持ちの整理が必要になってくるからです。
これはどうしようか、あれはどうしようかと考えているうちに、一日が終わってしまうケースは少なくありません。
時間を確保するのも簡単ではありませんし、何を優先的に整理するべきか考えるのも大変です。
自分にとって故人様が大切な存在であればあるほど、簡単には進められないのが遺品整理です。
そうした理由から、自分だけで行おうと決意したものの、数年もそのまま放置しているというケースは少なくありません。
まずは流れを考えてみること
作業を進めながら考えるのは容易なことではありません。
そこで、両者は分けて考える必要があるのです。
理想的なのは、作業を始める前に自分の頭の中で流れを決めておくことです。
これが不十分のまま作業を始めても、作業中にあれこれと考えを巡らせてしまい、なかなか作業が進みません。
効率良く整理をするためには、計画性がポイントになります。
自分の中でけじめをつけて、処分するもの、しないものを明確にしておくことが大切です。
遺品を買取してくれる店舗があるのなら、部屋を見てもらうのも良いでしょう。
そのまま処分するよりも、売れる場合は売ったほうが故人様も喜んでくれるはずです。
遺品はどのように分けるのか
不用品の処分よりも遺品整理のほうが難しいと言われています。
不用品の場合は、使用しないものを選別していくだけですが、遺品整理では3つに分けていく必要があります。
そのまま残すもの、買取してもらうもの、不用品として処分するものです。
分別作業は思いのほか大変で、ここで悩んでしまう人は少なくありません。
この作業に何ヶ月もかかり、結局は自力で整理するのをあきらめてしまう人もいます。
こうした場合は、遺品整理士に仕分けてもらうのも手です。
プロのアドバイスを聞くことによって、自分の中でも気持ちの整理をつけやすくなります。
遺品整理を始めるべきタイミングは
明確に決まっているわけではありませんが、遺族の気持ちの整理がついた時が頃合いと考えていいでしょう。
悲しさや寂しさがまだ強い段階で作業を始めてもスムーズに進みません。
そして、気持ちが落ち着いてきたらスケジュールを立てて、たとえば15日に作業をすると決めたら、必ずその日に行うよう調整してください。
タイミングを逃してしまうと、改めて着手するのが困難になります。
遺品を放置してはいけない理由
遺品整理は、早かれ遅かれいずれ必ず行わなくてはいけないものです。
そのままにしておくと、部屋の空気が淀んで、劣化が早まってしまいます。
また、湿気が溜まりやすくなり、カビやダニの発生を促進します。
結果的に建物の老朽化を促し、資産価値の低下を招きかねません。
使わなくなった部屋は、急速に劣化していきます。
害虫を引き寄せる要因にもなるため、できれば早めに遺品整理を行ったほうが良いのです。
害虫が発生するような状況になると、さらに作業を躊躇させる原因となります。
まとめ
遺品整理は計画性を持って始めるようにしてください。
気持ちに迷いがある時点では作業が手につかないので、まずは気持ちの整理をつけてからです。
整理を始める前には、まずは分別作業を行ってください。
何を残して、何を売却・処分するのか決めておくことが大切です。
以上、遺品整理のコツと効率化についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
代表取締役、終活ライフケアプランナー
中山 信吾
ご遺族の気持ちを大切にして、遺品整理士としての専門知識を活かしながら働いております。 終活のお手伝いもぜひお任せください。