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遺品整理を行うタイミングとは

遺品整理

2024年06月08日

遺品整理を行うタイミングとは

遺品整理を行うタイミングとは

遺品整理の目的やタイミングはご遺族によってさまざまです。

悲しみを乗り越え、新たな生活をスタートするために思い出の整理をしたい方、相続の手続きのために必要がある方、空き家の売却や賃貸、解体にあたり行わざるを得ないケースもあります。

どのようなタイミングで遺品整理が行われているか見ていきましょう。

目次

部屋を使うため

ほかに同居のご家族がいる場合、故人様のお部屋をほかの方が使う場合やほかの目的で使用するために遺品整理が必要になります。

子供部屋にする、書斎や趣味の部屋にする、納戸やウォークインクローゼットにするなど、有効活用のために遺品整理を行う方がいらっしゃいます。

賃貸住宅の明け渡しのため

賃貸住宅に一人暮らしをされていた方が亡くなられた場合、そのままでは賃料が発生してしまいます。

速やかに遺品整理を行い、家財をすべて搬出したうえで、明け渡すことが必要です。

空き家の活用のため

ご家族やご親族が亡くなったことで空き家になった住宅を売却した場合や賃貸したい場合、家財をすべて撤去しなくてはなりません。

そのために遺品整理を行い、家財の搬出を行います。

解体するため

空き家が老朽化していた場合や建て替えをしたい場合、更地として売却したい場合に解体をするケースがあります。

解体工事にあたって遺品整理を行い、家財をすべて搬出する必要があります。

遺産分割や相続税の納税のため

相続税が発生する場合、亡くなった日の翌日から10ヶ月以内に申告と納税が必要です。

遺産を確定して計算を行い、遺産分割協議を行う必要があるため、そのためにも遺品整理が必要です。

形見分けのため

ご遺品は遺産分割の対象となるだけでなく、日常的なものや故人様の愛用品の相続人をはじめ、その他のご親族や故人様のご親友、近しい方などに形見分けをするケースもあります。

愛用していたネクタイや時計などを形見分けするためにも、まずは遺品整理が必要です。

不用品処分のため

ご遺品の中には、壊れて使えない家具や家電製品、着古した衣類や下着、読み古した雑誌や新聞、割れたお皿といった大量の日用品も残されています。

ご遺族が引き継いで使えるものもありますが、使いきれないもの、古くて使えないものなどは処分が必要になります。

それを分別する目的でも遺品整理をしなくてはなりません。

買取や寄付のため

買取,イメージ

遺品の中には、宝飾品や美術品、ブランド品やコレクション品など、高価な価値があるものも含まれています。

とはいえ、ご遺族にとっては必要がない、使わないものもあります。

そのまま捨ててしまってはもったいないため、売却する方や寄付をされる方も少なくありません。

売却することで遺品整理の費用に充当できることやご遺族のその後の生活に役立てることも可能です。

思い出を残すため

遺品の中には、価値あるものだけでなく、ご遺族にとってはお金には換えられない価値のある思い出の品もたくさん詰まっています。

フォトアルバムや日記や手帳、飾ってあった家族写真、ずっと大切にしていたぬいぐるみや人形などを形見や思い出の品として持ち続けたいご遺族様は多いです。

机の引き出しや本棚など分散している思い出の品を探し出して、保管するにも遺品整理が必要です。

まとめ

遺品整理のタイミングはご遺族のご意向やニーズで決めることができます。

ただし、遺産分割や相続の手続きがある場合や賃貸住宅の明け渡しが必要な場合、解体や売却、賃貸などの必要がある場合は速やかに行うのがおすすめです。

以上、遺品整理を行うタイミングについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

AUTHOR 記事の著者

代表取締役、終活ライフケアプランナー

中山 信吾

ご遺族の気持ちを大切にして、遺品整理士としての専門知識を活かしながら働いております。 終活のお手伝いもぜひお任せください。