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遺品整理の開業資金はいくら?

遺品整理

2024年05月27日

遺品整理の開業資金はいくら?

遺品整理の開業資金はいくら?

高齢化社会に伴い、ニーズが増えている遺品整理を仕事にしようと開業する方も増えてきました。

これから開業を考えている場合、開業資金はいくら用意すればいいのでしょうか。

目次

低額でも開業しやすい

遺品整理の業務は来店してもらってサービスを提供するものではなく、商品を売るものでもありません。

亡くなられた方のご自宅などに伺って、遺品の仕分けや探索、不用品の回収や買取、掃除などのサービスを提供する仕事です。

そのため、何かを仕入れる費用も不要で、店舗などを持って維持する費用も必要ありません。

必要なのは不用品を回収するトラックと、不用品を回収するための一般廃棄物収集運搬の許可を取るための手数料、買取をしたい場合には古物商許可を得るための手数料などです。

遺品整理士の資格を取得する方は、そのための受講料なども用意しましょう。

事務所はあったほうが良いとはいえ、自宅を事務所にすることもできるので、事務所の賃貸料を節約することもできます。

あとは、トラックを停める駐車場の費用やガソリン代、維持費などを工面できればとりあえずは十分です。

遺品整理の規模が大きくなるほど人手は必要ですが、最初は依頼が入るかも未知数なので、経営者一人とご家族やご友人などの手伝いを借りて行うケースもあります。

その後、軌道に乗ったら従業員を雇う形になるので、開業時には人件費も大きく見積もらずに済むケースもあります。
後は、仕事を取っていくための宣伝広告費用があれば十分です。

トラックを中古で買うとすれば、開業資金は100万円~150万円程度あれば十分とも言えます。

最初から人を雇いたい場合には、仕事の依頼の有無を問わず支払うための給料分も含めて300万円~500万円程度用意しておくのがベストです。

開業資金が少なくて済む理由

遺品整理,イメージ

遺品整理の開業資金が少なくて済むのは、店舗や事務所がなくてもできる仕事であり、商品の仕入れや資材や原料などの仕入れも必要ないためです。

たとえば、飲食店を経営したい場合には店舗を借り、原材料を仕入れ、冷蔵庫やコンロの厨房設備や鍋などの調理器具、食器類やテーブル、イスといった備品も揃えなくてはなりません。

かなりの開業資金が必要です。

店舗で商品を販売する場合も、同様に店舗の賃料や商品の仕入代金、セキュリティ設備のための料金などが必要です。

リフォーム業などの場合は、工具や機材などを準備し、建材や資材などを仕入れなくてはなりません。

これに対して、遺品整理は客先に出向くので、店舗は不要です。

事務所も自宅にすることもでき、借りる必要はありません。

商品や資材、工具などの準備や仕入れも必要なく、自分の体と体力、遺品整理に関する知識などがあれば足ります。

後はトラックがあれば仕事ができるので、比較的低額の開業資金で開業ができる仕事です。

もっとも、規模を大きくして利益を上げていくには、人を増やさなくてはいけません。

遺品整理をして収入を得ながら、規模を拡大していくことができます。

まとめ

遺品整理の仕事は、客先に行って作業をするのがメインなので、店舗も必要なく、商品や資材、設備などを仕入れる必要もありません。

開業当初は中古のトラックと、一般廃棄物収集運搬の許可や古物商の許可、遺品整理士の資格取得のための費用や宣伝広告費用、ガソリン代や駐車場代程度で済むので、開業資金はほかの業種に比べて低額に抑えられます。

人を雇いたい場合には、当面の給料を支払えるだけの開業資金も用意しましょう。

以上、遺品整理の開業資金はいくらかについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

AUTHOR 記事の著者

代表取締役、終活ライフケアプランナー

中山 信吾

ご遺族の気持ちを大切にして、遺品整理士としての専門知識を活かしながら働いております。 終活のお手伝いもぜひお任せください。