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2024年06月09日
遺品整理を開業するには
遺品整理を開業するにはどのような手続きや準備が必要なのでしょうか。
遺品整理の開業に向けたステップを見ていきましょう。
取得したい許可
遺品整理の開業そのものには特別な許可はいりません。
ですが、不用になった遺品を回収してトラックで運搬するには、一般廃棄物収集運搬の許可が必要です。
これは市町村に申請して取得します。
近年、一般廃棄物収集運搬の許可が取得しにくくなっていると言われているので、行政書士などに相談するのも一つの方法です。
もし、許可がなかなか下りない場合には、一般廃棄物収集運搬の許可を得ている業者に回収を依頼する方法もあります。
トラックの準備
一般廃棄物収集運搬の許可が得られたら、トラックを準備しましょう。
すでに持っている場合は別ですが、資金面を抑えたいなら中古でも構いません。
中古のトラックを購入し、許可番号を入れる必要があります。
遺品整理の知識を得る
一般廃棄物収集運搬の許可が得られるまでの時間を利用して、遺品整理の知識や作業のノウハウを得ましょう。
独学で学ぶのもありですが、遺品整理士の資格の勉強をすると知識も身につきますし、試験に合格すれば遺品整理士の資格を取得できます。
信頼も得られるので、遺品整理の開業に向けての良い後押しになるでしょう。
遺品整理士の資格を取得できれば、ホームページや名刺などに資格名を入れることができ、宣伝効果や集客効果も期待できます。
遺品整理の開業までに合格できなくても、カリキュラムを受講することで基本的な知識やノウハウが身につきます。
遺品整理の開業後に実務をしながら合格を目指すのもありです。
ホームページの制作
今の時代、遺品整理の依頼や業者の検索、選択もインターネットを使って行う方が少なくありません。
そのため、ホームページは制作することがおすすめです。
ホームページ制作には費用がかかりますが、事業が軌道に乗るまでは、無料のホームページビルダーを使って自分で簡易的なものを制作することや無料のブログなどをホームページ代わりにしてもいいかもしれません。
まずは、インターネットで情報発信をすることや問い合わせや相談を受けられる環境づくりが必要になります。
チラシの制作と配布
業務を提供したい地域を対象に、宣伝チラシを配布するのもおすすめです。
インターネットを見ない中高年世代の方の目に留まるには、やはりアナログのチラシのほうが早いです。
チラシの作成は自分で行うこともできますし、印刷会社に依頼して比較的格安で作成してもらうこともできます。
地道に地域にポスティングするのもありですし、新聞の折り込みチラシに入れてもらえば、費用は少しかかるもののスピーディーです。
近年は、新聞購読世帯が減少傾向にありますが、地域の中高年世代ほど新聞を愛読している方が多く、地域のチラシにも目を通している方が少なくありません。
こんなサービスがあるのかと知り、思わぬ依頼が入ることもあります。
買取をしたい場合
遺品の買取を行うと、買取代金分費用が抑えられるので人気が出る場合もあります。
買取をするには古物商の許可が必要です。
許可を得るだけでなく、査定のノウハウも学ばなくてはなりません。
そのため、遺品整理の開業後に徐々に検討し、知識を学んでいくのが良いかもしれません。
まとめ
遺品整理開業のステップとして、一般廃棄物収集運搬の許可を得ること、トラックを準備すること、遺品整理の知識やノウハウを学ぶことが必要です。
ホームページ制作やチラシを作成して配布し、遺品整理の開業に備えましょう。
以上、遺品整理を開業するにはについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
代表取締役、終活ライフケアプランナー
中山 信吾
ご遺族の気持ちを大切にして、遺品整理士としての専門知識を活かしながら働いております。 終活のお手伝いもぜひお任せください。