タンスの遺品整理はきめ細やかに

箪笥,イメージ

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遺品整理をするうえで、タンスを片付けたいというニーズは少なくありません。

タンスの遺品整理はどのように行われるのか、行われるべきなのか見ていきましょう。

目次

遺品整理におけるタンスのお片付けニーズ

最近ではクローゼットやチェスト、衣装ケースなどに衣類を収納する方が多いですが、遺品整理の依頼が多い高齢者の場合、大きなタンスをご利用の方が少なくありません。

特に昭和の古い時代には、お嫁に来る際はタンスを持参するといった習わしもありました。

地域にもよりますが、冠婚葬祭の着物などを一式揃え、それをタンスに入れてお嫁入りするといった習慣があったのです。

また、現在の高齢者世帯では、ご主人のビジネススーツをはじめ、たくさんの着物などもタンスで保管するのが一般的だったので、一戸建てともなると大きなタンスが2棹、3棹とある場合や部屋ごとにタンスが備わっているケースもあります。

ご遺族にとっては大きなタンスを片付けたいというニーズは多いです。

50年、60年という年月を重ね、タンスの扉が開きっぱなしになるものや引き出しの開け閉めがしにくくなるなど、老朽化しているタンスも多く見られます。

大規模地震が起きるとタンスが倒れて危険といった知識も普及しているので、タンスは片付けたいというご遺族が増えています。

タンス丸ごと回収する前に

タンスはもういらないから回収してほしいという依頼は多いですが、遺品整理にあたっては、いきなり回収することはできません。

まずは、タンスの引き出しや扉の中を一つひとつ確認して、中身を仕分けしていくことが大切になります。

遺品整理では、遺品を形見として残すもの、ご遺族が引き継いで使うもの、価値あるものとして買取するもの、古くなっていて使うことができず処分するものなどに仕分けすることが必要です。

タンスの遺品整理の場合は、タンスの中に収まっているものを一つひとつ確認することが大切になります。

タンスは引き出しは一つずつ丁寧に確認して仕分け

ご遺族の中には、タンスの中身を見たことがない、何が入っているか知らないという方も少なくありません。

昔の方はタンスを大切に使っており、鍵なども付いているタイプもあるので、高価品や貴重品、重要書類を保管している方、さらにへそくりや秘密の手紙などを保管している方もいらっしゃいます。

そのため、思わぬものが出てくることも少なくありません。

いきなり、引き出しの中身をすべてガバッと出すのではなく、一つずつ丁寧に中身を確認して仕分けしていくことが大切です。

よく出てくるもの

箪笥を引く,イメージ

洋服や着物などの衣装類だけでなく、宝石やジュエリー、腕時計などの高価品、預金通帳や不動産の権利証や保険証券などの重要書類、実印などが入っているケースも多いです。

中には、ご両親が若い頃にやり取りした手紙や日記、ご遺族が生まれた時のへその緒など、思い出の品なども出てきます。

丁寧に仕分けを行ったうえで、空になったタンスについては不用であれば回収処分もできますし、まだ使うという場合に別の部屋などに移動させることも可能です。

状態にもよりますが、高級タンスやアンティークタンスは買取できる場合もあります。

まとめ

タンスの遺品整理においては、タンスが不用だからといって、いきなり回収することはしません。

扉の中や引き出しの中を丁寧にチェックし、中に入っているもの一つひとつを丁寧に仕分けすることが必要です。

そのうえで、廃棄したいタンスの回収や引き続き使う場合の移設、状態によっては買取も可能です。

以上、タンスの遺品整理についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

【所有資格】遺品整理士、終活ライフケアプランナー
ご遺族の気持ちを大切にして、遺品整理士としての専門知識を活かしながら働いております。終活のお手伝いもぜひお任せください。

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