BLOG
ブログ
2024年05月17日
老人ホームでの遺品整理について
老人ホームに入所した場合でも、看取り介護で亡くなられた場合には遺品整理が必要になる場合があります。
この記事では、老人ホームにおける遺品整理についてご紹介します。
個室タイプの老人ホームの遺品整理
入居するお部屋が共同スペースで、私物はロッカー1つだけなどの場合は、遺品整理をするほどのご遺品は生じませんが、高級老人ホームをはじめ、個室タイプで家具や家電製品などの持ち込みができる場合には遺品整理の必要が生じるケースがございます。
持ち込んだ家具や家電製品をご遺族様が引き取られるのか、それとも不用品として処分することや買取ができれば、買い取ってもらうかを決めるなどが必要です。
また、日記帳やアルバム、エンディングノートなどの故人様の大切なお品が残されている場合もあるので、思い出の品や故人様の遺志を確かめるアイテムとして保存し、ご遺族様の手に渡す必要があります。
遺品整理は速やかに行う必要がある
老人ホームで亡くなられると、お部屋をそのままにしていては料金が取られてしまいます。
そのため、葬儀が終わり次第速やかに遺品整理を行い、明け渡しを行うことが必要です。
高齢化で待機者も多いことから、なるべくすぐに明け渡してほしいというのが老人ホーム側のニーズでもあります。
急ぎのニーズでも速やかに対応でき、老人ホームでの遺品整理の実績も多い遺品整理業者に相談するのがおすすめです。
ご遺族の立ち会いなしでの対応
老人ホームは、地域によっては待機者が多い場合や空きがなく、遠方の老人ホームに入所される方も少なくありません。
また、老後はより快適な場所で過ごしたいと、眺望がよく、温泉付きのリゾート地にある老人ホームを選ばれる場合や故郷に戻って田舎の老人ホームを選ばれるケースもあります。
そのため、ご遺族様が居住されている場所から遠く、亡くなられた後にわざわざ出向くのが大変なケースもあります。
亡くなられた後は葬儀をはじめ、さまざまな手続きがあることや四十九日法要などの行事もすぐにきてしまうため、遺品整理を行う余裕がないという方も多いです。
一方で、速やかに明け渡す必要があります。
老人ホームとご遺族様の間で同意があれば、ご遺族様の立ち会いなく遺品整理が可能です。
老人ホームの場合、一般住宅と異なり、鍵の受け渡しなどがなくても、老人ホームのスタッフが立ち会いをしてくれるので、よりスムーズです。
また、老人ホームの居室にあるご遺品は、一戸建てやマンションの遺品と異なり量も限られ、だいたいどのようなものがあるかご遺族が把握されているケースが少なくありません。
そのため、ご遺族にお渡しする品、買取査定をする品、不用品として回収させていただく品などを、立ち会いなしでも仕分けしやすいという特徴があります。
実家の遺品整理もあわせて検討を
老人ホームに入居する際に実家の生前整理を行っている場合やすべての家財を搬出して、すでに実家の売却や賃貸などを行っているケースもあるかもしれません。
一方で、老人ホームに入居中も実家は空き家の状態でそのままになっているケースもあります。
亡くなられたことで完全に空き家になった場合、ご遺族が使うか売却や賃貸するか、解体するかが求められ、遺品整理も必要になります。
老人ホームだけでなく、実家の遺品整理についても検討しましょう。
まとめ
老人ホームに家財を持ち込んでいる場合には遺品整理が必要です。
明け渡しの必要もあるので、スピーディーに行うことが求められます。
以上、老人ホームでの遺品整理についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
代表取締役、終活ライフケアプランナー
中山 信吾
ご遺族の気持ちを大切にして、遺品整理士としての専門知識を活かしながら働いております。 終活のお手伝いもぜひお任せください。