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2024年05月27日
遺品整理はどんな業種?
遺品整理はご遺族が行うのが基本ですが近年では、ご遺族の依頼を受けて遺品整理業者が行うケースも増えてきました。
では、遺品整理はどんな業種にあたるのでしょうか。
遺品整理はサービス業
遺品整理業者は、ご遺族と一緒に、またはご遺族に代わって遺品を仕分けや探索を行います。
仕分け作業とは、形見として残すもの、ご遺族が受け継いで使うものと使えないものや使えるけれどいらないものなどを分けていく作業です。
その結果、不用な遺品は回収する場合や買取を行うケースもあります。
また、遺品整理後には簡易清掃を行うか、ニーズに応じて本格的なハウスクリーニングを行うことも少なくありません。
遺品整理業者によっては、故人様が愛用していた遺品などの供養を代行するケースもあります。
このように、遺品整理は、ご自宅やご実家などに出張したうえで、ご遺族の要望に基づき遺品整理という作業、サービスを提供する業種です。
遺品整理の業種は、遺品整理というサービスを提供するサービス業に該当します。
複数のサービスから構成されている
遺品整理業は、遺品整理業者が提供するメニューによっても異なりますが、遺品の仕分けや探索というメインのサービスに加えて、不用品回収や買取、ハウスクリーニングや供養代行なども行われています。
遺品整理というご依頼にもとづき、ワンストップで提供されるサービスですが、厳密にいうと、複数のサービスで構成されています。
不用品を回収して運搬するには一般廃棄物収集運搬の許可がないとできず、不用品回収サービスの提供ができる業者のみ行えるものです。
また、買取は古物商の許可がないとできません。
ハウスクリーニングは特別な許可や資格は不要ですが、遺品整理とは別に一般家庭でも提供されるサービスです。
遺品整理業では、さまざまなサービスを組み合わせることで、一連の一つのサービスが提供されています。
サービスの提供にあたって
遺品整理はサービス業なので、依頼者であるご遺族の意向に添うことが大切です。
ご遺族のお気持ちに寄り添い、ご遺族の選択の自由を尊重しながらサービスを提供することが必要です。
これは捨てたほうがいい、これは買い取れると勝手に進めてしまうのではなく、あくまでもご遺族の判断を優先します。
一方、一度手放してしまうと戻ってこないので、故人様との思い出の品や愛用品を本当に処分してしまっていいのか、丁寧に確認を取るなど、遺品整理で後悔することがないようサポートもしています。
サービスを提供するにあたっては、遺品整理サービスの内容をわかりやすく説明するとともに、何にいくらかかるのか料金についても明確にしなくてはなりません。
そのうえで、遺品整理に関する情報の提供や適切なアドバイスをしながら、依頼者が適切な選択と決定ができるようにします。
遺品整理業者は、関連法令である廃棄物処理法、貨物自動車運送事業法、古物営業法に違反することがないよう遵守することも欠かせません。
依頼されたご遺族や故人様、そのほかご遺品や作業を行ううえで知り得る秘密を守り、個人情報保護法や消費者契約法なども遵守していくことが求められます。
まとめ
遺品整理の業種は、サービス業です。
依頼者である遺族のお気持ちに寄り添い、ご意向に添って心を込めた適正なサービスを提供することが求められます。
遺品の仕分けや探索をはじめ、不用品回収や買取、清掃などを提供するサービスです。
以上、遺品整理はどんな業種かについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
代表取締役、終活ライフケアプランナー
中山 信吾
ご遺族の気持ちを大切にして、遺品整理士としての専門知識を活かしながら働いております。 終活のお手伝いもぜひお任せください。