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2024年05月18日
遺品整理は何から始めるべき?
遺品整理を初めて行う場合、何から始めるべきなのか悩むのではないでしょうか。
特に遺品が大量にある場合やご実家まるごとの遺品整理など規模が大きくなるほど迷うものです。
遺品整理は何から始めるべきなのか確認していきましょう。
目的の明確化
遺品整理をするにあたっては、何を重視するのか、何を成し遂げるのか目的を明確にすることが大切です。
目的と言われると、遺品整理をすることが目的ではないのかと思われますが、より細かな目的を明確にし、行うべきことを具体化することが必要です。
遺品整理というと、遺品を処分することに頭がいきがちですが、遺品整理は断捨離や不用品処分とは異なります。
亡くなられた大切なご家族との思い出を残したり、遺産分割や相続税の支払いなどに必要となる高価品や重要書類などを探し出したりする必要もあります。
目的と行うべきことを定めましょう
目的を定めるにあたっては、今後の予定から考えることがポイントです。
たとえば、遺産分割などの相続手続きを控えているなら、遺言書や預金通帳、保険証券や借用書などの重要書類を確保することや遺産分割の対象となる宝飾品や美術品などの高価品を勝手に処分することなく確保する必要もあります。
空き家となる実家を解体する場合や売却や賃貸をする予定があるなら、家財はすべて撤去しなくてはなりません。
そのため、形見分けをしたい場合や自分たちで使いたい家具や家電製品がある場合、それをどう持ち帰るか、どこに保管するかなどを考える必要もあります。
このように、遺品整理といっても状況や行うべきことは異なるので、ご遺族の間でしっかりと検討することが大切です。
そのうえで、業者に依頼する場合にはニーズについて打ち合わせをし、お互いに共通認識を持つようにしましょう。
仕分けと探索
遺品整理を始めると、まず行うのが仕分け作業と探索です。
打ち合わせた内容にもとづき、思い出の品や形見分け用に残すもの、遺産分割など相続手続き必要となるもの、値段が付けば買い取ってもらうもの、不用品として処分するものなどに仕分けをしていきます。
その過程で、見つからずに困っているものや貴重品や重要書類などを探索し、大切なものを不用品に紛れて処分してしまわないようにすることが必要です。
買取
仕分けをして高価品やまだ使えるものなどが見つかれば、査定をしてもらいましょう。
納得がいけば買い取ってもらいます。
不用品回収
壊れているものや使えないもの、使わないものなどは不用品として回収してもらいましょう。
清掃
仕分けと不用品の回収などが終われば、清掃を行いましょう。
すぐに売却のための査定を受けたい場合や賃貸するための内覧を受けたいなら、専門的にハウスクリーニングをしてもらうことや場合によってはリフォームなども必要になります。
形見分けや引き取り
残しておいたものをご遺族やご親族、ご親友などに形見分けしたり、まだ使える家電製品や家具、衣類などで欲しいものがあれば各自引き取ってもらったり、宅配便などで発送します。
供養
故人が肌身離さず身に着けていたものや人形、仏具などを処分したい場合、お寺や神社などで供養をしてもらうか、お焚き上げしてもらうのがおすすめです。
まとめ
遺品整理は大量の遺品を前にして、何から始めるべきか迷う方も少なくありません。
遺品整理といっても、それぞれニーズや行うべきことが異なります。
目的や行うべきことを明確にしたうえで、仕分けや探索から始めていきましょう。
以上、遺品整理は何から始めるべきかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
代表取締役、終活ライフケアプランナー
中山 信吾
ご遺族の気持ちを大切にして、遺品整理士としての専門知識を活かしながら働いております。 終活のお手伝いもぜひお任せください。