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2024年05月17日
遺品整理で出てきた大量のアクセサリーはどうする?
遺品整理をしていたら、大量のアクセサリーが出てきた場合、どのように対応すればいいのでしょうか。
アクセサリーといっても、価値や種類、状態はさまざまなため、スムーズに遺品整理をするにはどうすればいいのかご紹介します。
アクセサリーを仕分けしよう
アクセサリーといっても、1,000円もしないような安いアクセサリーから、何十万、数百万もする宝石が付いたアクセサリーなどさまざまなものがあります。
宝石など高価なアクセサリーは遺産分割の対象になり、遺品整理を依頼する方が勝手に処分することができません。
そのため、まずはアクセサリーの仕分けをしていくことが大切です。
明らかに普段使いのアクセサリーもあれば、人気ブランドのアクセサリーもあることでしょう。
また、見た目からは宝石なのか、イミテーションなのかわかりにくいものもあります。
ケースなどに納められていて鑑定書などが付いていればすぐにわかりますが、それ以外の場合はアクセサリーにカラット数や純度などの刻印がないかチェックしましょう。
わからない場合には、宝石の鑑定を行える宝石店や買取業者、買取を行っている遺品整理業者に相談するのも一つの方法です。
高価品は遺産分割してから
ダイヤモンドやルビーなどの宝石類をはじめ、100万円以上するようなブランドのアクセサリーなどは相続財産として遺産分割の対象になります。
相続人が協議のうえ、誰が相続するか決めましょう。
宝石やアクセサリー類は名義というのがないので、不動産や金融資産と異なり、面倒な名義変更手続きなどはせずに得ることができます。
相続で自分のものになったら使途は自由です。
自分で使ってもいいですし、指輪などのサイズ直しをしたり、リメイクしたりも自由です。
ご家族にプレゼントすることや買取をしてもらって換金することもできます。
買取をするうえでは、鑑定書やケースなどが揃っているほどプラス査定につながるので、相続する際には付属品などがないかしっかりチェックしましょう。
一般的なアクセサリーは形見分けの対象に
宝石やブランドジュエリーではなく、遺産分割の対象とならない一般的なアクセサリーについては、いきなり捨ててしまったりするのではなく、形見分けの対象にしましょう。
形見分けは相続人を問わず、親族や故人様の親友などにお声掛けして、故人が愛用していた品を形見として大切にしてもらうことや受け継いで使ってもらうことができます。
アクセサリー類は女性などに喜ばれる場合が少なくありません。
ご遺族が男性だとピンと来ないかもしれませんので、まずは女性のご家族や親族、知り合いなどに声を掛けてみましょう。
不用だからと捨ててしまうより、大切にしてくれる方がいれば差し上げたほうがベストです。
買取やフリマなどを検討
貰い手がないアクセサリーも、いきなり捨てるのではなく、買取できるものがないか遺品整理業者や買取店で相談してみましょう。
値段が付かないものも、フリマなどに出品すると売れる場合もあります。
それでも売れない場合には、素材などによって分類して処分しましょう。
まとめ
遺品整理で大量にアクセサリーが出てきたら、宝石やブランド品などの高価品、一般的なアクセサリーなどに仕分けしましょう。
高価品は遺産分割の対象となるため、遺産分割をして自分のものになれば使途は自由です。
自分で使っても、買取に出してかまいません。
一般的なアクセサリーは形見分けの対象にした後で、買取やフリマに出品し、それでも引き取り手がなければ、ゴミとして分類のうえで処分しましょう。
以上、遺品整理で出てきた大量のアクセサリーはどうするかについてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
代表取締役、終活ライフケアプランナー
中山 信吾
ご遺族の気持ちを大切にして、遺品整理士としての専門知識を活かしながら働いております。 終活のお手伝いもぜひお任せください。